性行為の際に膣が濡れにくく、痛みや違和感を覚えた経験のある女性は少なくありません。
パートナーとの関係に気まずさを感じたり、痛みで行為を楽しめなかったりする方もいるでしょう。
本記事では、膣が濡れにくくなる原因を始め、具体的な対策まで詳しくご紹介します。
Contents
膣が濡れにくいといった症状は、身体的・精神的な要因の両方が関係しています。
体質的に濡れにくい方もいる一方、日常的な要因にて症状が悪化する可能性もあります。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、膣のうるおいを保つ上で重要な役割を果たします。
以下のようなタイミングではエストロゲンの分泌量が低下し、膣の分泌液も減少しやすいです。
性的な興奮が不十分な場合、分泌がうまく促されません。
これはパートナーとのコミュニケーション不足・前戯の短さ・気持ちが乗らないといったさまざまな理由で起こります。
過去の経験や性行為への抵抗感があると、身体が防御反応として膣分泌を抑制してしまうことがあります。
トラウマまではいかなくとも、「痛いかもしれない」「うまくいかないかも」といった不安も影響します。
糖尿病や甲状腺機能低下症といった内分泌疾患は膣分泌を減らす原因となります。
抗うつ薬・抗不安薬・抗ヒスタミン薬など一部の薬剤も、副作用として膣分泌液の減少を引き起こすことがあります。
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膣が濡れにくい問題は、メンタルの影響も大きく関係しています。
「濡れにくいのは自分のせいかも」と思う前に、まずはパートナーと率直に話し合うことが大切です。
相手の理解が得られれば、プレッシャーが軽減し、リラックスして性行為に臨めます。
性行為へ否定的なイメージを抱いていると、身体が反応しにくくなります。
信頼できる医師やカウンセラーへ相談し、正しい知識と安心感を得ることが第一歩です。
咲江レディスクリニックのように、セックスセラピスト資格を有する医師が在籍するクリニックでは、カップルで受けられる性教育指導も行っています。
専門家の視点からアドバイスを受けることで、性行為に対する理解が深まり、前向きな気持ちを取り戻すことにつながります。
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身体的な要因による濡れにくさは、医療的なアプローチも選択肢となります。
術前
術後
(RF2回目後)
小陰唇や膣口・膣粘膜などに高周波を当てることで、組織のたるみ改善や血流の促進・うるおいアップを目指す施術です。
ヨニRFについて詳しく知りたい術前
術後
膣内にヒアルロン酸を注入して粘膜にうるおいと弾力を与える施術です。
即効性があるほか、性行為時の痛みの軽減にもつながります。
膣ヒアルロン酸注射について詳しく知りたい膣内に炭酸ガスレーザーを照射し、線維芽細胞を刺激することでコラーゲンの生成を促進する施術です。主に加齢などで弾力を失った膣に対して行われます。
モナリザタッチについて詳しく知りたい高濃度酸素分子とヒアルロン酸を組み合わせた施術で、ターンオーバーを促進し粘膜にうるおいと弾力を与えます。
施術中の痛みやダウンタイムの症状が少ない点も魅力的です。
フェムフローについて詳しく知りたいモナリザタッチとフェムフローを組み合わせ、コラーゲンの生成とターンオーバーの促進を同時に叶えられる施術です。
モナフロー®について詳しく知りたい ご予約はこちらから最後に、膣が濡れないことに関していただくことの多いご質問に回答します。
はい。年齢とともにエストロゲンの分泌が減少し、以下のような影響が現れます。
これらはホルモン補充療法や潤滑剤の使用、または医療機器によるケアで改善が見込めます。
濡れにくくなる理由を細かくすべてパートナーに説明する必要もないかもしれませんが、「年齢とともに濡れにくくなるのは当たり前」ということを伝えて、潤滑剤や場合によっては婦人科での治療が必要ということを伝えるのが良いと思います。
患者様には、40代後半からは目には老眼鏡が必要になるように、セックスするなら潤滑剤と治療が必要と伝えています。それくらいパートナーとフランクに話ができるといいですね。
ご予約はこちらから膣が濡れにくくなることは、身体的・心理的にさまざまな原因が関係しています。正しい知識を持ち、適切な対処を行うことで改善は十分に可能です。
膣の濡れにくさにお悩みの方は、ぜひ咲江レディスクリニックへお気軽にご相談ください。