閉経を迎えたあと、痛みが原因で「もう性行為を楽しむことはできないのかな…」と不安や悩みを抱えてしまう女性は少なくありません。
しかし、本当に閉経を迎えた女性は性行為を諦めなければならないのでしょうか。
本記事では、閉経によって性行為を諦めかけている女性に向けて、婦人科診察歴35年の咲江レディスクリニック院長が詳しく解説いたします。
閉経だからと諦めることなく、いつまでも大切な人との性行為を楽しみたいと考えている多くの女性の手助けとなれば幸いです。
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Contents
閉経後の性行為で痛みが出る原因のなかでも特に多くみられるものとして、女性ホルモン(エストロゲン)が欠乏することによってGSM(閉経後尿路性器症候群)を発症します。
その結果として膣の粘膜が薄く(萎縮)なることで弾力と潤いが失われてしまい、挿入時の摩擦によって痛みが出やすくなります。また、分泌物も少なくなり、濡れにくくなってしまいます。
その他にも、しばらくの間性行為をしていない場合も膣が狭くなって痛みを伴う方もいらっしゃいます。
関連記事:陰部のズキズキとした痛みの正体とは?【婦人科医が解説】
閉経後の性行為で感じる痛みは、セルフケアによってある程度緩和できる場合があります。
潤滑剤の力を借りることで膣に潤いが生まれ、摩擦による痛みを緩和することができます。
咲江レディスクリニックのECサイト「ホワイトローブ」では、チューブ入りの水溶性ローションのヴィスコジェル、ワンタッチでご使用いただける使い切りタイプのウェットトラストプロを取り扱っておりますので、ぜひご利用ください。
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時間をかけて前戯を行い、緊張をほぐすことも大切です。
緊張をほぐすことで膣の筋肉が柔らかくなり、挿入時の摩擦を緩和することができます。
最近では、「性行為は力強く、激しい方がよい」と誤った認識を持っている方も多く、雑な前戯をする方もいらっしゃいます。閉経後の膣や外陰部はとてもデリケート。「激しく」はNGです。
パートナーに痛いという気持ちや加齢による正常な体の変化をしっかり伝え、言葉のコミュニケーションも交えながら挿入前の時間も楽しめるような工夫をしましょう。
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関連記事:セックスの耐え難い痛みへの対処法【性交痛専門医解説】
咲江レディスクリニックでは、膣に潤いを与えて弾力を取り戻すことを前提として、医療機器によって痛みを根本から改善するアプローチをご提案しております。

モナリザタッチは、炭酸ガスレーザーを膣壁や外陰部へ照射することで刺激を与えてコラーゲンの生成を促し、弾力を失い薄くなってしまった膣壁に厚みと潤いを取り戻させるための医療機器です。
性交痛が緩和できるだけでなく、感度もよくなる効果が期待できるので閉経後も性行為を楽しみたい方におすすめです。
モナリザタッチについて詳しく見てみるフェムフローは、高濃度の酸素分子や混合ヒアルロン酸を膣や外陰部へ噴射するための医療機器です。
高濃度酸素分子や混合ヒアルロン酸をしっかりとさせることでターンオーバーを正常化し、外陰部のハリや柔軟性を回復させて膣壁の厚みや潤いを取り戻すことができます、
薬剤を噴霧するだけなので痛みがなく、膣内環境の改善だけでなく美肌や免疫力向上といった効果も期待できます。
フェムフローについて詳しく見てみるモナフローは、炭酸ガスレーザーを照射するモナリザタッチと、高濃度酸素分子や混合ヒアルロン酸を噴霧するフェムフローを一緒に行うことができるエイジングケア治療です。
モナリザタッチとフェムフローを一緒に行うことで、それぞれの効果をより高めることができます。
モナフロー®について詳しく見てみる
術前
術後
(RF2回目後)
ヨニRFは、小陰唇や膣口周辺、膣の粘膜、皮下組織へと高周波を照射する治療法です。
高周波の熱によって筋層近くの皮下組織を破壊。回復力によって膣組織を若返らせ、組織のたるみや緩みを改善します。
血流を改善して細胞の新陳代謝を高める効果もあるため、閉経による膣の乾燥感も改善する効果が期待できます。施術中の痛みもないため、痛みに弱い人や不安の強い人にお勧めです。
ヨニRF(yoniRF、高周波)について詳しく見てみる
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咲江レディスクリニックでは、狭くなってしまった膣の改善にシリコンダイレーターERという器具を用いて拡張するアプローチをご提案しております。
シリコンダイレーターWRは、医療用シリコン製なので表面がツルツルしており、先端も細く丸いのでスムーズに、比較的抵抗感を感じずに入れることができます。
細いタイプから段階を経て太くすることで徐々に膣内部を拡張し、挿入しやすくするためのトレーニングをしていただくことが可能です。
咲江レディスクリニックでは、本記事でご紹介した医療機器による治療だけでなく、女性ホルモンを補って潤いを回復させる治療、ダイレーターを使用した膣の拡張やセックス指導なども行い、閉経後も性行為を楽しんでいただけるようサポートさせていただきます。
「閉経して性行為が痛くなったからもう無理かな…」
「花の命は短くて…」
ではなく、お手入れ次第でずっと咲かせることができます。
お悩みを抱えている方は、ぜひお気軽に咲江レディスクリニックまでご相談ください。
ご予約はこちらから閉経を迎えて女性ホルモンが減少し、膣の潤いや弾力が失われて性行為で痛みを感じると、その後の性行為に消極的になるだけでなく、女性としての自信も失って気持ちが沈み込んでしまう方は少なくありません。
このような閉経後の性行為の痛みで悩まれている方は、ぜひ女性ならではのデリケートなお悩みを専門とする咲江レディスクリニックへご相談ください。
婦人科診療歴35年の医師が自らの経験も活かしながら患者様一人ひとりの気持ちに寄り添い、積み重ねてきた豊富な医療経験に基づく治療のご提案をさせていただきます。