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| ●高齢出産って危険?? |
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前回のコラムの最後に、今回は妊娠中のいろいろなトラブルについてお話しますとまえぶれしましたが、これから出産をされるかたから高齢出産についての問い合わせがあり、急きょテーマをかえてしまいました。
近年、女性の社会進出がめざましくなり、それに伴って晩婚化、少子化が進み、高齢出産のわりあいも年々増加傾向にあります。
確かに高齢出産ではいろいろとリスクはありますが、現在の医療技術の向上により、より安全に妊娠出産をしています。
ともするとリスクばかりが協調されがちですが、高齢出産でなければ得られない喜びやメリットもたくさんあるはず。高齢出産の問題点を十分把握した上で、あまり心配しすぎずに妊娠.分娩を乗り切りましょう!!
それでは、高齢出産の問題点とはなんでしょう。今回はこれをテーマに問題点などを整理してみました。
■高齢出産とは?
WHOを中心に使われている言葉で、お産が初めてであっても、2回目以降であっても、40才以上で妊娠、出産する場合に「高齢出産」といいます。
高齢出産では何が問題になるんでしょう?
20代でもリスクを伴う出産をする人もいれば、40代でも難なく妊娠、出産を乗り越えてしまう人もいます。また、若い女性よりも、ある程度年令を重ねた女性の方が、よりお産についてよく学習し、目的を持って積極的に分娩に取り組んでいる人も多く、またリスクに対して対処することのできる精神力を持っている人も多い様です。
■妊娠中の問題
1、妊娠中毒症;高齢になると共に卵巣の機能や血管の弾力性が弱まるため、妊娠中毒症の発生頻度が高くなるといわれています。35才以上の妊婦さんの妊娠中毒症の発生頻度は14〜18%、45才以降では約29%とされています。予防で大切なことは、過労にならないこと、体重を増やし過ぎないことなどです。
2、糖尿病、腎疾患、甲状腺疾患などの内科合併症が増加します。
3、子宮筋腫や卵巣腫瘍などの婦人科合併症の頻度が増加します。
4、染色体異常時の発生頻度が増加します。
■分娩時および産後の問題
子宮口や産道の伸展性が低下し、お産にたえられる体力も低下していることがあるため、難産になることもあり、その結果帝王切開率や鉗子・吸引になる確率が増加します。産後の回復にも多少時間がかかってしまうことがある様です。第2子以降の方には時間的にむずかしいかもしれませんが、マタニティーヨーガやマタニティービクス、マタニティースイミングなどで体重増加予防や体力保持に努めてみてはどうでしょう?
■高齢出産では異常児の生まれる可能性が高くなるのですか?
高齢出産の場合、染色体異常が発生しやすく、特にダウン症の発生が高くなります。
ダウン症の発生率は20代では0.1%ですが、40代では1%まであがるとされています。
ダウン症は21番目の染色体が1つ多いために起る症候群で、高齢出産ではダウン症をはじめとする様々な染色体異常が起る可能性が高くなるため、羊水検査、絨毛採取、血液検査などによって出生前検査を行い、妊娠初期からお腹の赤ちゃんの先天異常をチェックすることができます。
ただし、これらの検査ですべての異常がわかるわけではなく、稀ではありますが、検査を受けることで流産などのリスクも伴いますので、医師の説明を十分受けて納得してから決断しましょう。
■なぜ高齢出産では染色体異常が多くなるのでしょう?
妊娠は、卵子と精子が出会い、受精することから始まります。その時に卵子か精子のいずれかもしくは両方に染色体の異常があると、胎児にも染色体異常が起ります。精子は男性の精巣でどんどん新しく作られていきますが、卵子は女性が胎児の時にすでにできているのです。だから、長い間排卵を待っていた卵子はいろいろと環境の影響を受けてくるため、異常が起きやすくなるといわれています。もちろん卵子だけではなく、精子にも問題がある場合もあります。
■高齢出産ではどんなことに注意すればよいのでしょう?
高齢出産のリスクを回避するには、体重管理に気を配り、ストレスを溜め込まないようにすることが大切。疲れた時には決して無理をせず、体を休めること。高齢出産では妊娠、分娩中の合併症や異常の起る可能性が高いことを認識し、異常の早期発見、早期治療を心がけることが大切です。
高齢出産というと、とかくリスクにばかり目がいってしまいますが、今は医療も進歩しているため、過剰に心配する必要はありません。子供を持つ幸福を噛み締め、明るく出産に臨みましょう。 |
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